市民葬・区民葬のデメリット
市民葬・区民葬には、費用を抑えて葬儀を行えるというメリットがありますが、いくつかのデメリットも存在します。以下に、市民葬・区民葬のデメリットをご紹介いたします。
●祭壇や棺の選択肢が限られる 祭壇は白木祭壇に限定されており、棺や装飾品も質素なものに限られてしまいます。華やかな装飾や特別な祭壇を希望する場合には不向きです。
●最低限の内容しか含まれていない 市民葬・区民葬には最低限の葬儀内容しか含まれていないため、追加の項目が必要な場合には、当然ながら追加費用がかかります。
●追加費用が割高になる場合がある 指定された内容以外の項目に対して、割高な料金を請求する葬儀社も存在します。結果として、費用が高くなる場合があります。
●葬儀社を選べない 葬儀を依頼する葬儀社は自治体が提携する業者に限られ、利用者が自由に選ぶことができません。
●斎場も指定される場合がある 葬儀を行う場所についても、自治体が指定する斎場で行わなければならない場合があります。自宅や特定の葬儀場での葬儀を希望する場合には適していません。
●会葬者へのもてなしが制限されることがある 会葬者への料理や返礼品などのもてなしを禁止している自治体もあり、通常の葬儀よりも制約がある場合があります。
●手続きの手間と条件の制約 市民葬・区民葬の利用には各自治体ごとに異なる条件があり、手続きの手間も発生します。利用条件を満たさない場合には、制度を利用することができません。
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